札幌の税理士事務所で働くスタッフのブログ

札幌の税理士事務所で働きながら、様々な角度から記事を書いています。

税理士契約.comを読んだ感想

第一の感想。とても読みやすく、わかりやすかった。

 

それから、もう一つ。もっと昔に読んでいたかった。

と、言うのも、以前、友人の事業を、数年間手伝っていた事がある。

その数年の中で、私自身も会計士と、何度か面談した。

 

税理士と会計士では、仕事内容の面で多少異なるが、契約を決める重要なポイントの部分では、殆ど同じではないだろうか。 読んでいるうちに、当時の事を思い出した。

 

当時、私は、個人事業を立ち上げた友人を手伝い、毎年の申告手続きに携わっていたのだ。その関係で、会計士の方とも面識があった。

その頃の友人と私は、会計や申告に疎く、あまりわかっていない状態からのスタートだったので、会計士さんとの契約も、会計士さんを選ぶとか、選ばないなどの選択など、頭の中に全く無く、人づてにご紹介していただいた会計士さんを、友人は、なんのためらいもなく、お会いしたその日に、そのまま「お願いします」と、契約を結んだのだ。

 

立ち上げ当時は、サービス業というだけに、一番重要視していたのは、やはり顧客の確保や売上金、そして経費だった。。

 

それまでに、少しでも経理や会計作業に触れていれば、申告や税金支払いなどを、もっと念頭に置いて、会計士選びや会計士との話し合いに力を入れたかもしれないが、やはりそこは素人。

 

疑問を抱き、首をかしげだすのは、会計士の対応や処理方法を目の当たりにし、何度か決算期を繰り返した後なのだ。

 

経営者と、税理士や会計士の間には、雇用関係が成立しているのだが、自分のしている日々の営業内容を、書類を通じてとはいえ、全てをあからさまに見せる訳なのだから、ある程度の対人間としてのコミュニケーションが成り立つ方がいい。

 

疑問の思った事をすぐ聞けるだとか、こうした方がいい、これは良くないだとかの助言をしてくれるだとか、そういったほんの些細な事の積み重ねがあって、徐々に信頼関係も生まれる。

 

また、契約する税理士や会計士には、その業界での経験が豊富であれば、経営者側からすれば、なおさら信用がおけるのだ。

素人だった頃から思えば、多少税理士や会計士に求める姿というものがわかってきたが、これもいくつかの経験を積んだおかげである。

 

もし、前もって、こういったサイトなどを読んでいれば、もう少し会計士との契約時において、色々と話も聞いただろうし、その後の付き合い方、また見る目も変わっていたかもしれない。

 

全ての事に言える事だが、一か所だけを見るのではなく、常に情報を仕入れようとする気持ちのアンテナも、大切なのだと感じた。

 

税理士との契約時の注意点はこちら