従業員関連の助成金を活用しよう
経営者として皆さんもよく理解しておられるように利益を生み出すためには「費用」をかけなくてはいけませんね。
例えば、一つの商品を売ってそこから利益を得るのはまずその商品をつくる資金が必要になります。これは個人事業者や起業して間もない人の場合、非常に困難なことがあります。
さらに企業の経営規模を大きくして経営を安定させたいと思ってもそれを可能にするお金がないということも考えられるのです。
こんな時にぜひとも皆さんに利用していただきたいのが「助成金」というものですね。もちろん助成金ですからその対象となるために条件を満たしていないとダメですが、検討してみる価値があるのではないでしょうか。
具体的に考えるとその一つは「キャリアアップ助成金」というものです。これは雇用を積極的に行っている企業を応援するための制度なのですが、非常に門戸が開かれており、どの企業でも利用することができます。
具体的には今まで非正規社員として雇っていた社員を正社員として迎えるとか、従業員にキャリアアップの機会を与えるということが条件となります。
従業員の福利厚生にもなってさらに助成金ももらえるのですから本当に便利な制度であるといえますね。ぜひ時間のある時に厚生労働省のホームページで色々この詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。
また同じ従業員関連の助成金として「キャリア形成促進助成金」というものが存在します。これは主に中小企業の皆さんに当てはまりますね。
政府の持っている職業能力開発計画に基づいて従業員に教育とか訓練を行う事業者が対象です。例えば若手を訓練したり、海外関連業務のための人材育成、さらにOJT付き訓練などが挙げられます。
このような教育にかかる経費や賃金というものを負担してくれるのです。これはまさにすぐにでも活用すべきものだといえますね。
なぜならこのような能力やスキルを身に着けた従業員はそれをフルに会社に還元できるからです。この助成金の魅力はその豊富な額にもあります。
例えば、何かの訓練を受けたときには一人当たり最大800円が時給として助成されるのです。ぜひ経営者の方はこのような情報に常にアンテナを張っていきましょう。
なぜならこのような助成金は期限付きのものであったり、条件が変わることがしばしばあるからです。今資金的にイマイチ起業のための踏ん切りがつかない場合にも、このような公の援助は起業者の助けとなることでしょう。