札幌の税理士事務所で働くスタッフのブログ

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委託加工とフランチャイジングについて

 委託加工とフランチャイジングについて話していきたいと思う。委託加工とは、必要な場合、原材料・部品や設備を海外から現地に持ち込み、現地企業が加工して製品として海外の委託発注企業が引き取る方法である。

 

主に、人件費の安い、中国やバトナムなどの発展途上国でかなり行われており、水産加工品、縫製、繊維、雑貨などの分野で多くみられる。

 

委託加工は、現地契約企業に対して製品仕様、デザインなど生産方法の指示を行い、現地の低賃金の労働力を活用し、労働集約的な製品の加工を委託することで、委託発注企業は安いコストで製品の調達が可能となる。

 

フランチャイジングとは、フランチャイザーがフランチャイジー(加盟店)に対して商標、看板、商業的ノウハウなどの包括的なパッケージ販売に関する契約である。

 

フランチャイズ化されたパッケージを個別企業が利用する際、通常、スタッフの訓練、顧客サービス、品質管理、および他の諸要件に関する規則の遵守を条件とする。加盟店や加盟事業主の売上げの一定割合を、フランチャイザーに支払うのが通常である。

 

一般的に、フランチャイジングは、コンビニ、ファーストフード、専門店、飲食店、ホテルなどのサービス産業に多い。

 

フランチャイジングは、通常、加盟店・事業主間の競争をできるだけ回避するために、市場をそれぞれの加盟店・事業主間で分割しているケースもある。

 

フランチャイズ・パッケージのなかにマネジメント・スキルのトレーニング、宣伝・広告の支援、技術的なトレーニング、開設・設備・内装に関する援助などは含まれているのが一般的である。

 

このような包括的な支援により、フランチャイジーに事業経験がなくても独立しやすくなっている。また、フランチャイザー側は、最小の投資で効果的に市場全体に事業展開ができるというメリットがある。

 

フランチャイジングは、最低限の投資で海外に拡大していく方法である。ただし、フランチャイジングの問題点としては、一部のフランチャイジーとしての加盟店やチェーンのサービスが悪い場合、全体のブランドカが低下してしまう危険性がある。

 

すなわち、フランチャイジーのサービスが基準を満たしていないと、ブランドの持つ国内や世界での評判を傷つけてしまうことである。このようなことが行われないように、フランチャイザー側は監視する必要がある。

 

さらに、フランチャイジーのサービスの質を保つための、従業員教育や各種の支援が不可欠である。

 

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