税務調査について
私は過去、とある宗教法人にて仕事をしていました。
それは決して会計職とは関係なく、任されていたのは主に施設管理、特に外回りです。
夏になれば草を刈り、枝を切る。
冬になれば雪をかき、夏場に切っておいた枝等を焼却する。
その他にもゴミ出しや、何故か膨大にある外回りの施設の管理が私の仕事でした。
淡々としていますが、意外と大変なそれらは代わりにそれなりに安定した職場ではありました。ですが、それにも色々問題が起こりました。
一部の方々の暴走で、それはまぁ大きく公的機関が介入してきまして、それで一触即発、いつどうなるか分からない状態になったのです。
警察は県下最大動員数だわ、一部の方々は捕まるわ、カルトだなんだと、色々ありました、有り過ぎたといっても過言ではないでしょう。
それらは瞬く間様々な平穏を奪い去り、正義の味方だと思っていた警察官は私の想像とは違い、強いて言うなら検察と言う小説家が書いた壮大な物語を後付けで役者方に演じさせる強制力の有りすぎる映画製作会社でしょうか。
正直言いますと、『幻滅』この一言に限ります、また同時に色々な漫画や小説を見て後暗い部分がある事を多少”知っていたつもり”になっていたと言う所でしょうか。
所詮機関であり、それがどう言う動きや仕組みをしているが知らない為に大変な目にあいました。
それもそのはず、警察にしても良い鴨だったと思います。 罪を作るのが検察で、それを着せるのが警察、厚着しすぎだと指摘してくれるのが弁護士のはずだったのですが、その仕組みを知らないものだから着せたい放題で良い様にしてやられてしまいました。
大した事はやってないのに北極圏横断を可能にするような重装備になっていましたよ、捕まった方々は。
いやいや、知らない事がここまで怖いとは、どこかの人が言った「無知とはそれだけで罪である」という言葉を思い出しますね。
まぁ、本来の意味とは違うのでしょうが。
さてここまで読み進んで下さいました方々、謎々を一つプレゼントします。
警察が入ると次に入ってくるものな~んだ? マスコミと答える方々、それは違います。 彼らは警察が動くより先に動き出します、一体誰がこういう情報漏らしているんでしょうね? 野次馬と答える方々、それも違います。
マスコミと同じく、次ではなく彼らは一斉に同じタイミングでやってくるのです。 では何か? 答えはご想像の通り、税務署なのです。
はい、皆さんお好きな税務調査でありますよ。 さて、調査の内容はまたいつか語れる時が来ればいいなと思いますが、何せ私が今言いたいのは、何が起こると税務調査なんてものがやって来るのかと言う事です。
はい、脱税をこれからする方々、少なくとも他の所で犯罪には手を染めちゃいけないってことですよ。
芋蔓式ですからね~と、あんまり大手を振って言えない体験談でした。
ちなみに名誉の為に言っておきますが脱税は我社しておりませんでした。