札幌の税理士事務所で働くスタッフのブログ

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現金出納帳・預金出納帳に記帳する方法

ここからは実際に帳簿への記入方法を見ていきます。まずは現金出納帳です。「金銭出納帳」と表示されているものも同じものと考えてください日付、摘要、収入金額(入金)、支出金額(出金)、差引残高について、現金の出入りがあるごとに記入していくのが現金出納帳です。

 

現金の入ってきた取引の場合には、収入金額の欄に金額を記入します(B)。収入全額の欄に金額加入ったら、前日の差引残高(A)に収入金額(B)を足して、合計金額を差引残高の欄に記入します。

 

つまり現金出納帳はおこづかい帳と同じで、むずかしいことはありませんが、日々記入していくこまめさが必要です。

 

摘要欄には、勘定科目、そして相手先と取引の内容を記入します。現金取引があれば、フリーランスの人も同様に記帳して下さい。

 

現金が出ていった取引の場合には、支出金額の欄に記入します(F)。そして、前日の差引残高(E)から、この金額をマイナスします(G)。

 

ここで計算した差引残高の金額は、事業用現金の実際の有高と必ず一致します。もし一致しない場合には、どこかにミスかモレがありますので、確認しておきましょう。

 

現金出納帳には、上記以外にも次のような形式のものが存在します。これは、収入金額、支出金額の欄がそれぞれ2つに分けられ、収入金額の中が現金売上とその他に区分されています。支出金額の欄は現金仕入とその他に区分されます。

 

この現金売上に記載された金額を縦に足し算していくことによって、現金売上の累計を把握することができます。

 

どちらの現金出納帳の方がよいか、前出の現金出納帳は現金売上や現金仕入の金額を集計することができません。ただ近くの書店や文具店で一般的に購入することができる現金出納帳は前出のものが多いようです。

 

この現金出納帳とは別の帳簿として、売掛帳や売上帳、買掛帳や仕入帳をつくることにより代用できます。帳簿を別建てしたほうが売上の把握、仕入の把握をしやすいので、おすすめです。

 

事業用の現金と同様に、事業用に使っている預金についてはすべて預金出納帳をつくって個々に記入していきます。預金出納帳は、銀行別にかつ預金の種類ごとに作成します。

 

たとえば○○銀行▲▲支店の××預金について入金があれば、それを収入金額に記入し、出金があれば支出金額の欄に記入します。

 

収入金額に金額があれば、前日の残高(A)に収入金額(B)をプラスして、その結果を差引残高(C)の欄に記入します。

 

支出金額があった場合には、前日の残高(E)から支出全額(F)をマイナスして、その結果を差引残高(G)の欄に記入します。これを、取引が生じるごとに記入していきます。

 

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