札幌の税理士事務所で働くスタッフのブログ

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分散投資に適した投資信託

資産運用についてはこれから個人がより関心を持ち、知識を養うことが重要になって来ると思います。持続的な経済成長が難しくなっている現代において、保有資産を賢く活かすことは重要な意味を持ちます。

 

以前であれば時間とともに自然と資産価値が上がる、利息収入で預金が増えるということが当たり前のように感じていましたが、社会環境の変化によってそうした常識は通用しなくなりました。

 

今後は自らの責任と手腕をもって財産の管理と資産運用をすることが強く求められていると思います。またそうした機会に用いることが出来る制度や金融商品も数多く登場しています。

 

資産運用に際しての基礎的かつ重要な意識として欠かせないのが分散投資の重要性です。これは特定の金融資産だけを保有することが万が一の時の価値下落に直結するリスクを回避しようとする考え方です。

 

単純なところでは、資産をすべて預貯金で保有していて、ひとつの銀行に預けていたとします。ここでこの銀行が潰れてしまうと保証枠を除き預金が無くなってしまいます。

 

また投資に振り向けるとしても、特定の商品に偏り過ぎていると価格下落にあったときに資産価値の減少に歯止めをかけることが出来ません。ひとつの価値基準の影響が大きすぎます。

 

こうしたリスクを分散させて、安定的な資産管理、資産運用をするために役立つのもののひとつが投資信託です。その仕組み自体が分散投資の考え方に基づくものです。

 

投資信託には様々な商品がありますが、共通するのは複数の投資対象を組み合わせて資金を運用するということです。ファンドマネージャーによって理想的と思われる選択をします。

 

例えば債権を対象とした投資信託であれば、先進国と新興国の両方の債権を複数国のものを組み合わせます。必ずしも同じ値動きの傾向を見せないものを同時に運用することで壊滅的な値下がりを回避します。

 

もちろん運用益が期待できると思われる対象を選びますので、相乗効果でより高い収益性をもたらすケースもあります。商品ごとにどの物件を組み合わせているのかは情報開示されています。

 

複数の投資先をそれぞれに検討するには知識の醸成と手間がかかります。それらを一括してファンドマネージャーに信託出来るのが魅力です。手軽に取り組める分散投資として有力な選択肢になり得るものです。

 

また投資信託では継続して保有し続けることで複利効果も期待出来ます。決算期で得られた運用益を自動的に再投資することが出来ますし、より多くの投資家の資金を集めて行う点でも有利さがあります。

 

投資信託は投資のリスクを抑えつつ、多様な投資対象から運用益を期待できるとして優れた資産運用の方法だと言えます。

 

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