世界でヒットする文房具
今、手元にボールペンはあるだろうか? 鉛筆やホッチキスなどの文房具は、誰でも一通り揃えているものであり、何かと無いと不便である。さて、今日本の文房具企業が、海外進出をすすめているという。今回は、世界でヒットする日本の文房具をまとめてみようと思う。
あなたは、「消せるボールペン」をご存じだろうか。今、主にフランスで大ヒットしており、なんと6000万本も売れていると言われている。特別なインクを使って作った、画期的な商品であり、わたしも一度、購入してみたことがある。
また、アメリカで大ヒットしたのは、「個人情報を守るスタンプ」だ。これは、自分の住所や名前が書いてある場所にスタンプを押すことで、その文字を判別できなくさせる。あると便利な商品だ。
ヨーロッパで人気なのは、「針なしホッチキス」だ。普通のホッチキスならば、針を通して留めるが、これは紙を折り込んで留める形であり、子供でも安全に軽い力で閉じることが可能である。
さらに、日本のキャラクターを使った文房具も売れている。「ドラえもん」は日本人なら誰でも知ってるだろうアニメだが、ベトナムなどでは1年で1500万冊も売れたという。それほど、日本のアニメーションやマンガなどのサブカルチャーは人気があるのだろう。
今、日本の文房具メーカーは海外進出をすすめている。国によって文房具のニーズは変わるため、それらをデータを基に分析し、場所によってプッシュする商品を決めているのだろう。
特に、アジア圏では、ボールペン・修正テープの消費量が多いという。アジアの国々では、小学4年生から中学生にかけて、授業で使う筆記具がボールペンに切り替わり、それに伴い、消しゴムも修正テープに持ち換えられる。
また、ベトナムでは、男女問わず可愛らしいものがヒットする傾向にある。アメリカでは、ギフトを贈り合う習慣から、カードなどを飾り付ける文具へのニーズが高いと言われている。
海外に売るための販売戦略として、やはり日本らしいデザインと確かな品質が差をつけると思われる。また、海外の人たちの生活を調査し、それに合った商品を作ることが大切だ。もちろん、日本のアニメキャラクターなどを人気商品に活かすのも良いだろう。
今、日本企業は国内だけでなく、海外に販売網を広げている。企業を経営するにあたって、世界進出も視野に入れなければならないだろう。それには、もちろん英語力なども必要になってくる。経営を志すのなら、海外で活躍するための準備も、しておいた方が良いかもしれない。